たくさんの雨が降って、風が吹いて、何もしない一日が終わり、出てもいない太陽が西の空の下へ沈んでいくと、それでも世の中は暗くなりはじめ、どうやらこれから夜の闇が訪れるらしかった。 じっくり自身の心を吟味してみたら、本当は全然のみたくもないこと…

雨が降るといつも仲良しの双子の兄弟なーんだ？なんてなぞなぞしながら夜の道を走ったっけ、なんて、ふと思い出したり。 雨粒に滲んだ窓の向こう、虹色の輪っかが後光みたいに広がった街灯のあかりに照らされながら、合羽を着た黒い犬と歪んだ人影がもう終わ…

10代の頃からの女友達からのメールに、“気持ちが塞ぐようなことばっかりあって、なかなかメールできなかった”云々なんてかいてあって、ふふんだ、気持ちが塞ぐようなことなんて生きてたら日常茶飯時なのに、こいつ何を今更、って思ってちょっと笑っちゃった。…

はい。必ずや噛みます。口に含んだら、しばしの後にはバリバリにと噛み砕いて、いつかの褪色した思い出のようにさよならです。ふっふっふっ。 最後の最後までなめきれるような性分に生まれついていたらば、もう少し違った人生を歩んだのかもしれないと、別に…

引越し先に選んだところになぜだかログインできなくなってしまって、仕方なくまた引越ししました。きわめてプライベートな事情 というタイトルどおり、 本当にきわめてプライベートな詰まらないことしか書いてないんで、なんか偉そうにお知らせするのも恥ず…

壁にかかった小さなあの子の写真をふと見上げて、なんかわけないなって思う。噛んじゃいたいくらい可愛らしいほっぺで微笑むあの子の写真。 2泊3日のキャンプへ出かけて行っちゃった、この写真とは似ても似つかないサイズにまで成長したあの子のことを考えな…