うるさいあっちへいって、って思わず言ったらあの子の顔が少しこわばって、それからすうっと離れて行って、そういうのももうどうでもいいやなんて、なんだかすさんだ気持ちでそのままその場を離れてベランダへ出て洗濯物を干してたら、いつの間にかリビング…

夕べ食事をしたお店が食事には不釣合いなくらい薄暗く照明を落としていたのでそれでなんだか妙にへこたれて疲れてしまった。今日のわたしは今時の流行の歌の情けない歌詞くらい心がやわ。情けないけど、やわ。 なんだか頭の中の小さな働き者が随分前の納得…

トミヒロさんからもらった 「あなたを・もっと・知りたくてバトン」 に答えてみました。 Q1/好きな言葉は 「ちーたん」 かな。 あと、好きな言葉ってワケでもないですけどよく口にするのが「もう～」です。トリビアの泉の緒川たまきの「バカ」にも負けないく…

図書館へ行って借りていた本を返し、新たな数冊をまた借り、それから衣料品店で靴下を４足買い、同じ敷地内にあるドラッグストアで麦ちょことチー鱈とラブレと粒ピーとグリーンガムを買って家に帰りつき、少し落ち着いてからふと窓の外を見たら、降っていた…

一体わたしの中のどこにこんな愛情が隠れていたんだろうと不思議に思いながら眠ってるあの子の髪の匂いを嗅ぎ、ベッドの中ですっかり温まったあの子の身体に手のひらをあてて考える。こういう感情があることも知らずに随分長く生きてきたしまったなとなんだ…

子供の頃、夜眠る前にはよくお父さんが一緒に布団に入って眠るまで色々なお話をしてくれた。ごく普通の桃太郎だとか、猿蟹合戦だとか、うさぎと亀の話しだとか、そういうのがほとんどだったけど。眠りに入る妨げにならないよう、低く小さく声を抑えぼそぼそ…

あの子は本を読まない。漫画すら読まない。読むのはゲームの攻略本くらい。小さい頃にあんまり読み聞かせをしなかったのがいけなかったのかなとか思うけど、でも全然全く一切絵本を読んであげなかったっていうほどひどかったわけじゃないし、夜には添い寝を…

時計の短い針が5を長い針が12をさしたら飛び出るのだ、今日17時から19時の間に再配達依頼をしていた郵便物を受け取るために大急ぎで家に帰るのだと思っていたのだけれど、ちょっとしたアクシデントで出遅れる。わたしの部屋のプリンタ兼コピー機がトリップ…

幸せだったんだなって気づいた時には大抵もう既に、だったんだなの過去形になってるんだから人間って仕方ない。イカリングをおいしそうに食べるあの子を見 ててふとそんなことを思う。 食器のがちゃがちゃいう音やテレビの音や余計なおしゃべりやお母さんの…

今日は午後のほとんどを寝てすごしてしまった。ごろごろじゃなく本当にぐうぐう。あの子がデスノートを見ている横で炬燵にもぐりこんで。途中でうっすら目覚めたら、あの子はいつの間にかデスノートを見るのをやめてスマブラXをしていた。またゲームしてる…

朝。出勤途中の車の中でFMラジオのDJが、30秒くらい経過した後でやっと、「はっ、もしかして今わたしが耳にした妙にノリノリ、ひとりよがりの意味不明な言葉の連なりは、いわゆるジョークというものだったのかしら」と、あまりのくだらなさに空恐ろしく、冷…