隣同士ソファに腰掛けてゲームをしてるあの子の横顔をじっと見ていたらあんまり綺麗で可愛らしくて、それだから「ねぇどうしてそんなに綺麗な顔をしてるの？」ってあの子にきいたらあの子は恥ずかしそうにこっちを見て少し笑った。それからまた夢中になって…

巨峰ヨーグルト味のアイスクリームがあんまりに甘くひんやりとした繊細な冷たさで口中粘膜をひたひたにするから黄土色の砂がいっぱい詰まった砂漠みたいになってたわたしの体中の細胞が少しだけふっと息をつく。半分くたばりかけのわたしの細胞。 季節が一巡…

伸びすぎた樫木とモッコウバラの枝を切っていたら手首にちくりと小さな痛みが走り、根元にたくさん散らばっていた黒い小さなぷつぷつからそこに毛虫がいることはわかっていたのにと少し後悔する。切り落とした枝の脇に転がっていた緑色のとげとげした毛虫を…

そんなには問題がない。そんなには。他人のブログを読見ながらふとそんな言葉が脈絡も意味もなく思い浮かび、窓の外を見るとそこにはさっき帰宅したときからずっと庭を飛び回りつづける黒地にサファイアの色の模様が入った綺麗な1頭の蝶。蝶々のことを1頭だ…

疲れと暑さとエアコンで少し風邪気味喉が変おまけにヘアスタイルも変。明日から始まる新しい1週間無事乗り切れるのかちょっと不安。 昨日も今日もあの子はわたしのことなんてあっさり捨てて友達の所へ遊びにいっちゃった。ゆっくり一人の時間を過ごしたいな…

新しい環境は考えていたよりもずっと慌しく毎日毎日が息つく暇もないほどジェットの気流でばびゅんばびゅんと飛び去ってゆくのだけれど、それでも何とか涼しげな顔を装って、こんなのわたしなんてことないの、全然余裕、ノープロブレム、ほら軽い軽いって、…