なんだか最近忙しいのか忙しくないのかそういうのって客観的にかんがえられなくなっちゃっててちょっとよくわからない気がするのだけれど、ああだこうだどうだそうだとろくでもないこと考えたり想像したり妄想したり書き連ねたりできないのがちょっとね。神…

午前8時7分、右のまぶたにパールの入った薄桃色の粉をちまちまとなすりつけていたら、ぼぅぼぅとどこからか大型船らしい汽笛が聞こえた。港を出てゆく船が鳴らしたのだろうか、鏡の中の自分の顔を見ながら不思議な気持ちになる。この場合の不思議はwonderと…

鏡に映った自分の胸元に揺れる可愛らしいハートのネックレス。プレゼントってこんなにも嬉しいものだったっけ？ってありったけの記憶を総動員して考えたんだけど、いつだってほんとは大して嬉しくもないくせに作り笑いでありがとう、これとても素敵ね、なん…

処方された風邪薬の成分と泣き喚いた後の疲労感にあの子はソファに横たわり眠り込んでしまった。保育園のお昼寝用だったミッフィーちゃんのタオルケットをそっと身体に掛ける。5年生のあの子とミッフィーちゃんとのアンバランスがなんだかお母さんにはほんの…

今日もまた空を鳴らすくらいの強風。 母の日。両家に対し滞りなく任務完了。安堵して2本目の極旨のプルトップにしらうおのごとき指をかける。しらうおのごときはまぁ、嘘。 あの子はすやすや眠っている。今年で11歳になるというのに、なぜかあの子は未だに車…

「河童のクゥと夏休み」を観る。大して期待もせずにぼんやり観始めたのだけれどおしまいには涙が滲んでほんの少し頬を流れた。最後にクゥが縁あって住むことになった地で口にした言葉の透明な水滴のような美しさに垢まみれの汚れきった心を洗われるような気…