2005-06-01から1ヶ月間の記事一覧

Musical Baton

右手をツナイデのmariaさんからまわしていただいたMusical Batonに遅くなりましたがお答えします。そんなに目新しくなかったりしますけど。 ・コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量 7.56MB STANCE PAUNKSの「ノーボーイノークライ」とジョンレノンの「O…

暑い

コピー機がガシャガシャステイプルソートしてる間にそっと2階の窓ブラインドの隙間から街をのぞきみる。人が歩いてる信号が赤になる青になる車が走る車がとまる鳩が飛ぶ日傘がまわるホームレスは座り込んだまま動かないどこかの誰かが笑うどこかの誰かが肩を…

土曜日の痕跡

午前、あの子をピアノ教室まで送っていってそれからレッスンの間に用事を済ませちゃおうと思ってその確認のために母に電話をする。必要な書類と部数を確認しそれで電話を切ろうとしたら母が「私今から東京に行くから」という。「お兄さんが亡くなって」「お…

くすぐったい

こう見えてわたしってリアルじゃびっくりしちゃうくらい美人でぞくぞくしちゃうようないい女なの、だなーんてそんなエキサイティングでアグレッシブでユビキタスでアドレナリンでトレーサビリティで摂氏95度、ああもうちょっとで沸点なのに惜しいわ、なーん…

ここ

本を読んだりとか音楽を聴いたりとか映画を見たりとかここしばらくそういうことの一切合財が面倒くさいような気がしていたのは何も時間がなかったからだけじゃないことを自分では実はどこかわかっていたのに違いなく結局のところわたしは自分自身の中に埋没…

くるくるねじる

長く伸びた髪の毛に甘えているのかもしれない。それが嫌でキッと結んでお団子にしてみるけどそれもやっぱり何かのふりをしてるだけ何かの殻をかぶってる。ヤドカリみたいに上手く殻をかぶれない。髪をまとめてくるくる捻る。貝殻の中の迷宮みたいにくるくる…

墓参り

墓参りに行く。母とあの子を乗せて行く。花をたっぷりとビールのミニ缶とそれから3.5本の線香。3.5本の線香は母が線香入れの中身を確認しなかったせい。誰もいないだだっ広い霊園に夏みたいな日差しがかんかん照ってあの子はたまりかねて「ちょっと日向ぼっ…

ツバメの悪口

ツバメの雛たちが顔中口だらけにしてぎゅうぎゅうにひしめき合い、巣から落っこちそうなくらい身を乗り出してピーピーピーピーにぎやかに鳴くのをみてると親鳥なんてこの子達にとったらごく純粋に生きていくための手段というか道具というか、餌を運んでくる…

いい象はそんなには目を回さない

飽きちゃった、なーんて夕焼け空を見ながら言ってみたけど何に飽きてんだか自分にだってよくわかんない。なんかすかすかした倦怠でいっぱいの6月のはじめの夕暮れに少しはマシな夜がきてくれたらいいのにな、なんて考えながら何か奇跡でも起きないかなって…

雨降りの夜

ねぇお母さんおかいものに行かないでお母さんがいないと心ぼそいのお母さんがいないと楽しくないの、お母さんのおひざでビデオを見るのだなんて雨降りの夜のあの子は随分と甘えん坊で歯がゆいくらいに可愛らしいから思わずわたしもこのままあの子を小さな赤…

蕁麻疹

蕁麻疹というものを経験するのが生まれて初めてだったことと、もともと危機感というものが多少欠乏した性分のせいで、昼過ぎから徐々に全身に広がり始めたこの奇妙に増殖し続ける虫刺されのようなプツプツしたものが、なんとなく変でしょ、えへへ、レベルで…