2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧

マキコの食卓

マキコの食卓です。 GW、つまり、「御殿場の輪投げ」、「臥薪嘗胆のワイドショー」、「愚連隊のわけぎ」、「グーテンダーク わんわん」、等々の略ではなく、GW、つまりは黄金週間なので、ちょっとわたしらしからぬことを、まことにもってけしからんとか自身…

だって、ここわたしの日記だもん。

かきかけて、結局時間がなくなって下書き保存しておいた日記って意外にアップしない。ある程度の時間が経過しちゃうと、もう以前の自分なんて、うんざりみたいに。 なんなんだよ、この分別臭い爺さんみたいな文章。これじゃまるで説教くさいラッパーの流行…

ふられた

ふられた。あっさりと。 きょうはクレヨンしんちゃんの映画金ぽこの勇者の封切日だったので、あの子と一緒に観にいく約束で、14時からの回にしようと、いそいそとあの子のお気に入りのワンピースを着こんでヘアスタイルを整えて、お化粧をして、干した布団…

幾何学模様のスカート

幾何学模様の素敵なスカートをはいていて、ぼんやりその模様を見ていたら、ふと何かの思わぬとき、たとえば死ぬ時とかに、この幾何学模様や色の配列を思い出したりするのかもしれないと思った。どうしてそういうふうに思うのか自分でもよくわからないような…

風が吹いておりました

風が吹いておりました。ただ強い風が吹いておりました。 風の音がぴゅうと鳴り、時折ざざぁと鳴り、玄関先の虫取り網が揺れて壁に当たる音がし、木々の擦れしなる音がし、窓が揺れました。あまりに大きく風が吹いたので、玄関のドアを開けてポーチに出てみ…

いじめっこ

もしかしたらやってくることになるかもしれない派遣社員の前評判が、ある事情によりあまりに悪くて、もちろん実際には、まだその人となりはわからないのだけれど、「さっきもさぁ、もしその派遣社員が本当にプライドの高いいや~な人だったら、マキコさんに…

いりこを持った電信柱愛好家

駅のロータリーをくるりとまわってあとはしばらく一直線。街頭と電信柱がずらりと永遠みたいに連なっていくのがまるでパラレルワールドの入り口みたい。少し視点をあげただけで随分違う世界が見える。電信柱愛好家になってしまいそう。そんな考えが浮かぶく…

タイトルなんてなさそうな一日

今日は一日なんだか頭がくらんくらんしてたので、という言い訳の元にあんまり何もしなかったのだ。午後からあの子は遊びにいっちゃうし、天気はいいし、犬は吠えるし、猫は走るし、鳩は庭に降り立つし、カラスはくわくわ鳴くし。 朝の10時ちょっと前に電話…

傾向

あんまり愛情に恵まれない人生だったのかもしれないなと、ふと思いつく。水辺を走りながら。川がもうじき海へ流れ込むんだと思うと、なんだかそこが特別の場所のような気がして。 愛情に恵まれないっていうのは、愛されなかったという側面だけじゃなくて、…

月に向かって見得を切る

疲れた、って随分低く独り言みたいに呟いてる自分にはたと気づいてぞっとしたりとか。わたしって老婆にでもなっちゃったのかなって思ったり。 道路にまで生い茂りしなだれかかるモッコウバラの枝をフェンスの内側へ引き戻しながら。生え変わりに散った茶色…

錆びたクリップ

机の引き出しを開け、たくさんの中から何気なく掴み取ったクリップが少し錆びていて、白いA4コピー用紙の左角に微かな茶色な跡をつけたから、今日ははずれの日なのかもしれない。はずれの日とかあたりの日とか、そんなのはただの気持ちのお遊びに過ぎなくて…

春の夜

カーナビの音声案内を聞いて笑うあの子に「ちっちゃいお姉さんが中にいるんだね」って、べたなことを言って笑ってたら、車を降りて入っていった病院で診察券を差し込んだ受付機の中にもどうやら、ちっちゃいお姉さんがいるみたいで、「あれ?お姉さんいつの…

妄念

これは妄念なのだと思う。もう既に愛情ですらない。ただの妄念なのだと思う。 最高学年として入学式に参加するため、登校してゆくあの子の後姿を見送りながら、ちらと振り向いて軽く手をあげ「じゃぁ」というあの子の声を聞きながら。何かの我慢比べのよう…

ブログに掲載してワールドワイドに発信しようとしている人々と競おうとしてみる

わたしってば通勤途中に滅多やたらと桜咲き舞い散る道とか通っちゃう系の人なんだけど、なんかはっと気がついたら、あっちこっちでケータイカメラやデジタルカメラでひたすら桜を接写してる、お一人様が多くて多くて、もうてんこ盛り。別に家族やら、友達や…

オーヴィルポップしない部分のコーン

オーヴィルポップコーンがとても美味しくて大好きで、最近よく食べるのだけれど、レンジでしかるべき時間熱を加えても、決してポップしない依怙地なコーンが必ず全体の数パーセントあり、いつもいつも、最後に残ったそれらの堅く濃い黄色に結ばれたそのとう…