2005-12-01から1ヶ月間の記事一覧

おおつごもり

浮世の垢にまみれ詰まらなくも片付けなければならない仕事やら雑事やらなにやらに気を取られうかうかしているうちにいつの間にやら大つごもり、ウエーブハンディワイパーってほんとによく埃が取れるのねほらほらこんなに取れたぁ~なんてパソコン周りを撫で…

最後の知的生命体

チキンリトルが思いのほか面白くてなんだか大笑いしながら見る。クラスを二組に分けるわけ方が人気者とそうでない者っていうのになんか爆笑。忘れちゃったけどその他色々ちょっと本気で笑いころげる。それから最後のエイントノーマウンテンハイイナフ。いか…

くりかえす

ねぇ今日ははなまるだったの。こっそりな笑顔で報告する音楽教室帰りのあの子をJAグリーンセンターの駐車場にとめた車に待たせて大急ぎであおじそをどっさり買う。ついでにお団子5本も買う。家に着いたらもう12時過ぎ。お昼はあの子がお団子と肉まんとアップ…

暖かいねってただそれだけ

駅の私鉄の改札前にいつもたむろしているホームレスなのかどうかも判然としない年配の男女の群れがなにやら下卑た嬌声を上げていた。人はいくつになってもどんな境遇になっても本能として色を忘れることはないらしい。コートの襟をあわせ歩を緩めず、いくつ…

まどろこしい息をする

レモンののど飴じゃほんとはすーすー感が足りなくてつまんない。だけどそれしかないから仕方なくひとつつまんで袋から取り出して取り出したら口の中にぽんと放り込んで放り込んだらあっという間に噛み砕いてそれでよけいに物足りない気がして一度くらい噛み…

まじまじ

休日の昼下がりJA野菜直売センターの駐車場にミスマッチなスタイルで降り立つ自分が好き。セルフのガソリンスタンドでアメリカ映画みたいに軽く仁王立ちで給油をする自分が好き。わたしそんなにいけてなくもなくもない?なんて分けわかんない用法で頭をこん…

ビールを飲む人

じょぢごーぜーのちゅかーとがみじかちゅぎるじょー!凍えた脳みそで操る言語のこのあやふやさ。寒さにかじかんで顔面蒼白コートのポケットの中でグーに握った手が埃と一緒に3日前のコンビニのレシートをぎゅっとつかむ。街中を席巻する女子高生の生ふとも…

ちっぽけに生きる

晴れた空に雲のかかる冬の夜には時折西の空の雲が密かに紅く染まっているようでもありそれがなにを映してあのような色に染まるのかと胸騒ぎがしてならないのだけれど今日などはそれにヘリコプターの飛び回る音まで微かに響き一体このも少し先西の空の下では…

冬篭りをしたいんだけどまさかそんな熊みたいなことしていられっこないからちょっと我慢をして買出しに行く。一週間くらいなら冬篭りができそうなくらい野菜を買い込みそれから少し傷ありのりんごを一袋。 窓辺に灯った橙のあかりに熊だってお家が恋しくなる…

白い杖

誰もが急ぎ足の駅のコンコース。白い杖の人が慣れた様子で誘導用ブロックを杖の先でかつかつ叩いて確かめながら歩いて行く。突然先から何かがやってきて杖の先にとんとぶつかった。白い杖の人はなにかと驚き歩をとめて、それで杖の音もパタリとやむ。後ろか…