2007-07-01から1ヶ月間の記事一覧

かっこいいより少しまし。

たまには論じちゃおうかななんてふと気まぐれで学校に無理難題を言う親、なんてタイトルで、がらがらざらざらどたどた文章をタイプしてみたのが昨日の夕暮れ。だけど海の向こうで花火がドンドンドンドン上がる音で正気に戻ってやめておく。きわめてつまらな…

冷奴に依存する夏

夕刻発泡系アルコール飲料を飲んでしまうと、ああ一日が終わったのねって思ってしまう。そういうのって、多分猫とかライオンとかチータとかピューマとか蛾なんかに対してきっととっても失礼なことなんだろうなってそう思うけれどそれでも外出先からお決まり…

自己紹介と言い訳の狭間

登場人物たちが勝手にセックスを始めるのが面倒くさいので小説はあまり読みません。人殺しのニュースばっかを喋り続けているのでニュース番組はあまり見ません。しょぼしょぼしょぼしょぼ雨が降っているので動物園にも行きません。封切後まもないハリーポッ…

沈みこむ世界の中のただの粒子

夏の夕暮れ薄暗がりに家事をする手を止めふと見やったその先に鏡に映る自分の姿、まとめ髪のほつれを直す細い腕たおやかな指先少し青白い化粧気のない顔、何かの記憶をふり切ろうとするかのように眉をしかめ鏡から目を逸らす、などど言う描写はなんだか道な…

台風が来ると心も身体も乱れて変な人オーラが出ますの話

台風最接近数時間前、走る車もまばらな片側2車線の道路で第一車線にとまった白い軽自動車と第2車線に止まったわたしの車が普通に信号待ちをしていると、サングラスをかけ白地に黒のボーダーのポロとジーンズをはいた若い男が斜め向かいの歩道の角からしきり…

グリーングリーンを歌い踊りながら縞々の猫のようになって野原を駆けめぐるのだ

頭の中でラクトバシルスとリューコノストックが激しい抗争を繰り広げていた。 時折雨がザザと激しく降りつけ、思い出したかのようにわざとらしく雷が鳴った。それでもわたしには理想というものがそんなにはないので、意外に平気でいられる。 随分と値の張る…

幸いにして今日は悲しみも小雨もない普通の朝。

今年初めて買った葡萄を形ばかりに神棚にお供えしてすぐさま食べてしまう。驚くくらいの甘さにまるで蜜に群がる蟻のようにあの子は夢中になって小さな実のひとつひとつをちゅうちゅう吸い、あっという間に3房全てがなくなってしまう。この蟻は一匹だけでも…

歩くのが速い鳥

とても綺麗な声で鳴く歩くのが速い鳥が駐車場を走り回っていたっけ夕暮れ。 信号待ちでとまった車の窓から見えた小さなラーメン屋のガラスの自動ドア越しに小さな男の子が夢中になって車のハンドルのおもちゃで遊んでた。ガラスのドア越しに見られてるなん…