状差しのどのポケットももう必要のないごみくずで溢れかえっていて、一体なんだっていつまでもいつまでもこんなものを取って置くんだろうと自分自身訝しくてならないのだけれど、それでも厳然として、そのごみくずどもはもう何ヶ月もその状差しのポケットの…

仕事帰り車の中スティーリーダンのCDを聴きながらスティーリーダン好きなの？ってきかれたらなんて答えようか考えてた。別に。好きじゃない。とか。なんだか80年代の匂いがしますね。とか。でもエィジャだけはいつ聴いてもエィジャが向こうから駆けてくる息…

「自分のことを棚にあげて他人を批評するのは自分を賢人のごとく装う最も容易で効果的な方法である。ただしそう見せようとする相手つまり観衆がアホばかりのときに限る」というのは「ツァラトストラかく語りき」、いえ最近では「ツァラトストラはこう言った…

寸分たがわぬオフホワイトの極小軽自動車が早朝の銀行の駐車場にいかにも銀行らしい、しみったれた感じで並んでた。もう後数時間たったら、黒いパンパンに膨らんだ鞄を持った銀行員たちが、あの車に乗り込んで意気揚々と外交へ出て行くんだろう。経済効率の…