怖い夢ばかりをみてそれが何かの暗示なのかもしれないってそんなふうに考えて不安になる。夢の中と同じに黒色のスーツを着た静かな男の人がわたしの左隣にいるようなそんな濃厚な気配の漂う午前2時過ぎの暗い部屋の中、ずっとずっと昔の子供の頃のあの感覚が…

クロックムッシュを食べてるあの子の横顔をみていたら、なんだかとろけそうに甘い気持ちになってきたから、あれれもしかしてブラックコーヒーと間違えてカフェドショコラを出されちゃったのかなって思って仔細にコーヒーカップの中身を点検してみる。でもや…

慰霊塔の脇の薄墨桜だけが満開で綺麗に花を咲かせていた。他の桜はまだどれもこれも蕾をぎゅっと硬くしたままなのに。桜の木の根元には死体が埋まっているという話を嫌でも思い出す。 お賽銭を入れ手を合わせながら一体何をどうお願いすればいいのかわからな…

おとといの晩御飯思い出せるようになりましたか？昼下がりのテレビコマーシャルが随分な知性と教養を装いつつうんざりするようなくだらないことをさも人の心につきささる印象的かつ効果的なコピーでしょそうでしょどうでしょやったでしょうふふのふって感じ…

3月11日ハンドルを握りながらまるで誰かに左の足首を捕まえられてるみたい。半分透明の白い手がくるりとわたしの足首を巻いてる絵が思い浮かぶ。不思議な感覚。感覚というより錯覚。 好きって言葉に出して言わないそれくらいの恋愛ドラマが心地いい。もどか…

心の狭いわたしは木村カエラがタイムマシンにお願いを歌っているのを内心快く思わないし、午後ティーのムーブオーバーを歌っている声がなんだかあややっぽいような気がして少し憤慨したりもしてしているのだけれど、そんなこんなで心が狭いと兎角この世は住…